こんにちは。
すてでぃです。
本日、ご紹介する作品は、
慟哭
(貫井徳郎)
です。
"どうこく"と読みます。
【概要】
- 発行日:1999年3月
- 発行元:東京創元社
【内容】
連続幼女誘拐事件の捜査を指揮する捜査一課長・佐伯だが、なかなか解決の糸口を見いだせずにいた。
一方、深い悲しみを抱き仕事を辞めてしまった松本は、新興宗教にハマっていく。
全く接点のない2人の関係だが、話が進むにつれて徐々に繋がっていく。
そして、最後に待ち受ける驚愕の結末とは…
【評価】
私が感じた印象をざっくり5つに分けて、わかりやすく星の数で表してみました(★が少ないと低評価、★が多いと高評価)
・読みやすさ ★★★☆☆
・予想外展開 ★★★★☆
・ドキドキ感 ★★★☆☆
・涙腺崩壊度 ★☆☆☆☆
・総合満足度 ★★★☆☆
【感想】
内容は、連続幼女誘拐と新興宗教の話なので、全体的に暗くて重いです。
警察組織、新興宗教の内部がよくわかるように書かれていて、イメージしやすいです。
全体の文章は、ちょこちょこ読めない漢字、意味がわからない言葉(ただ私の知識不足というだけ(笑))が出てきますがストーリーは理解できると思います。
この作品を読んだ方の感想を見てみると、結構序盤でトリックがわかった方が多いみたいです。
私は、全く気が付かず、最後はページを戻したくなる程、驚きました。
これぞまさにミステリーという作品で、とても面白かったです。
最後に、タイトル『慟哭』の意味は、
"声をあげて激しく嘆き泣くこと。"
はたして、タイトルの意味が示すものとは?
それではまた。
すてでぃでした。